業界屈指の腕を持つ殺し屋「兜」の最大の悩みは、家庭で妻の機嫌を損ねないことだった。文房具店の店員として暮らしながら仕事を続けてきた彼が、そろそろ足を洗おうと考えたことで事態が動き出す。仕事の緊張と家庭の緊張が、同じ重さで並んで描かれていく。殺し屋シリーズのなかでも、家族の物語として書かれた一作である。
2017年7月KADOKAWA刊、2020年2月角川文庫。著者記事の著作一覧で確認した。同題の別書籍(三才ブックス『AX』)があるため、表紙取得時の誤マッチに注意が必要。
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