遠い夜の出来事が、いまも語り手を縛り続けている。あのとき何が起き、自分は何を見たのか。記憶を丁寧にたどり直していくうちに、これまで信じてきた像との食い違いが少しずつ露わになっていくのだ。誰かを責めれば済む話ではないと、物語は繰り返し示してくる。過去へ遡っていく構成と抑えた抒情という、著者の作風がよく表れた長編である。
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緋色の記憶
トマス・H・クック(訳: 鴻巣友季子) / 早川書房 / 1996年 / 海外
『このミステリーがすごい!』年間ランキング 1999年版 海外編 第2位
過去を失くした女
過去を失くした女
トマス・H・クック(訳: 染田屋茂) / 文藝春秋 / 1991年 / 海外
『このミステリーがすごい!』年間ランキング 1992年版 海外編 第2位
心の砕ける音
心の砕ける音
トマス・H・クック(訳: 村松潔) / 文藝春秋 / 2001年 / 海外
『このミステリーがすごい!』年間ランキング 2002年版 海外編 第5位
死の記憶
死の記憶
トマス・H・クック(訳: 佐藤和彦) / 文藝春秋 / 1993年 / 海外
『このミステリーがすごい!』年間ランキング 2000年版 海外編 第7位
悪夢のバカンス
悪夢のバカンス
シャーリー・コンラン(訳: 山本やよい) / 新潮社 / 1991年 / 海外
『このミステリーがすごい!』年間ランキング 1992年版 海外編 第3位

アノニマス・コール
薬丸岳 / KADOKAWA(角川書店) / 2015年
この作品からもっと探す →書名・著者・出版社・刊行年は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の書誌で、受賞歴はWikipedia日本語版「このミステリーがすごい!」の受賞作一覧で確認(2026-08-07照会)。あらすじは版元の紹介文およびWikipedia記事を参考にした独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。あらすじの典拠が見つからなかったため、内容の記述は書誌事項から確認できる範囲にとどめている。
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