強盗殺人を犯した兄が服役し、弟の直貴は「殺人犯の弟」として生きることになる。進学、就職、音楽、そして恋愛。前に進もうとするたびに兄の前歴が知られ、直貴は少しずつ居場所を失っていく。それでも獄中からは、兄の手紙が途切れることなく届き続ける。加害者の家族が背負うものと、差別というものの形を正面から描いた長編。
2003年、毎日新聞社より刊行。刊行元は現在流通する文春文庫版(2006年)に合わせた。第129回直木賞候補(候補は登録しない方針のため未登録)。2006年映画化。著者記事の著作一覧で確認した。
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