高校生の大庭久太郎は、同じ一日が繰り返し訪れる「反復落とし穴」に嵌まる特異体質を持っている。資産家の祖父が新年会で後継者を決めると言い出し、親族が揉めに揉めるなか、祖父は何者かに殺害されてしまう。繰り返しのなかで祖父を救おうと久太郎はあらゆる手を尽くすが、条件を変えるたびに違う形で死が訪れる。SF設定を本格ミステリに組み込んだ一作。
1995年10月、講談社ノベルスより刊行(1998年講談社文庫、2017年新装版)。SF的な特殊設定で本格推理が成立することを示した作品とされる。第49回日本推理作家協会賞(長編部門)の候補となったが、候補は登録しない方針のため未登録。作品単独のWikipedia記事はないため著者記事の著作一覧で確認した。
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